被リンクを増やす方法|確認のしかた・NG施策・不自然リンクの対処

SEO 公開 2026-10-13 / 最終確認 2026-10-13 / 執筆・監修 中澤祐樹

被リンクを増やす近道はありません。結論から言うと、ほかのサイトが「紹介したい」と思う情報や道具をつくり、それを必要な人に知らせることが、質の高い被リンクを増やす基本です。一方、リンクの購入や相互リンクだけを目的としたページづくりなど、ランキングを操作する目的でリンクを増やす行為は Google のスパムポリシーで禁止されています。数を追うほど、かえって検索結果で不利になる危険があります。

被リンクとは、ほかのサイトから自分のサイトへ張られたリンクのことです。この記事では、(1) いま自分のサイトにどんな被リンクがあるかを確認する方法(Search Console のリンクレポートと外部ツール)、(2) 無理なく被リンクが増える施策、(3) やってはいけない施策、(4) 不自然なリンクを受けてしまったときの対処、を Google の公式ドキュメントで確認できる内容だけに絞って整理します。

被リンク数やドメイン評価の数値そのものの見方は ドメインパワーの記事 で詳しく扱っています。ここでは「増やす・確認する・守る」という実務の手順に集中します。

被リンクとは?SEOで重視される理由と良し悪しの見分け方

被リンク(バックリンク)は、他サイトのページから自分のサイトのページへ向けて張られたリンクです。Google 検索セントラルの「リンクに関するベストプラクティス」は、アンカーテキスト(リンクとして表示される文字)が「リンク先のページについての情報を伝える」と説明しており、リンクはユーザーにとっても検索エンジンにとっても、ページ同士の関係を知る手がかりになります。

なぜ「質」と「数」を分けて考えるのか

Google はスパムポリシーの中で、リンクスパムを「ランキングを操作することを主な目的として、サイトへのリンクやサイトからのリンクを作成する行為」と定義しています。裏を返せば、ランキングを操作する意図がない、自然に生まれたリンクは問題ないということです。リンク自体が悪いのではなく、「何のために、どうやって張られたか」が問われます。

なお、リンクが検索順位にどの程度影響するか、どの被リンクをどう評価するかといった内部の仕組みは公開されていません。この記事では、公開されていない評価の中身を断定せず、公式に明記されている範囲だけを書きます。

被リンクの「良し悪し」を見る観点

  • リンク元の関連性:自分のサイトのテーマと関係のあるページからのリンクか
  • リンクの文脈:情報源として紹介された、など理由が分かる形で張られているか
  • リンクの経緯:金銭の授受や依頼の見返りではなく、相手が自発的に張ったものか
  • リンク元の分散:特定の1サイトに偏らず、複数の別サイトから張られているか

下の図は、「自然に生まれた被リンク」と「ランキング操作目的のリンク」の違いを、Google のスパムポリシーの考え方に沿って整理したものです。

図1 自然な被リンクとスパム扱いのリンク
× 自然な被リンク×情報源として自発的に紹介×内容に関連するページから×文脈の中で説明つきで掲載×広告や有償の掲載は rel で明示○ スパム扱いのリンク○金銭や物品と引き換えのリンク○相互リンクだけを目的にした設置○自動プログラムで大量に作成○ランキング目的の記事・書き込み
Google のスパムポリシー(リンクスパム)の記述に沿った整理です。

被リンクの確認方法:サーチコンソールのリンクレポートの見方

増やす前に、まず現状を知ることが出発点です。自分のサイトの被リンクは、Google が公式に提供している Search Console の「リンク」レポートで無料で確認できます。

Search Console のリンクレポートで見られるもの

Search Console ヘルプによると、リンクレポートは次の構成です。

区分項目分かること
外部リンク上位のリンクされているページ外部から最も多くリンクされている自サイトのページ
外部リンク上位のリンク元サイト自サイトへのリンク数が最も多いサイト
外部リンク上位のリンク元テキスト自サイトへのリンクに最もよく使われているリンクテキスト
内部リンク上位のリンクされているページ自サイト内で最もリンクされているページ

数え方と制限:ここを知らないと読み違えます

  • リンク元はルートドメイン単位でまとめて表示されます。プロトコル、サブドメイン、サブディレクトリは区別されず、example.com と m.example.com は同じものとして扱われます。
  • 送信元と送信先の URL が同じになるリンク(パラメータを除いた結果)は統合されます。
  • 画面に表示される行数は1,000行までです。CSV または Google スプレッドシートへは最大100,000行まで書き出せます。
  • このレポートでは、リンクが nofollow かどうかは分かりません。

確認の手順

  1. Search Console に自分のサイト(プロパティ)を登録して所有権を確認します。
  2. 左のメニューから「リンク」を開き、「外部リンク」の3つの表を見ます。
  3. 「上位のリンク元サイト」を開いて、知らない種類のサイトが並んでいないか確認します。
  4. 気になるサイトがあれば、エクスポートして一覧で見直します(後述の不自然なリンクの対処で使います)。

手順の全体像を図にまとめます。

図2 被リンクの確認手順(Search Console)
1サイトを登録2所有権を確認3「リンク」を開く4外部リンクを見る5必要ならエクスポート

被リンクを無料で確認できるツールと /rating/ で見られる指標

Search Console で見られるのは、自分が所有権を確認したサイトの被リンクです。競合サイトや、これから取得を考えている中古ドメインの被リンクは見られません。そうした場面では外部ツールを併用します。

外部ツールで確認できること

Ahrefs の公式ページによると、同社の無料プラン(Ahrefs Free。旧 Ahrefs Webmaster Tools)では、自分のサイトの所有権を確認すると、被リンク情報などを見られます。被リンクは一度に1,000件まで表示され、無料版は有料版よりデータ量が少ないとされています。Majestic は公式用語集で、被リンクを張っているサイトを「参照ドメイン」と呼び、トラストフロー(TF)とサイテーションフロー(CF)をそれぞれ0〜100の指標として説明しています。

サイトスカウターの /rating/ で表示される被リンク関連の項目

/rating/ にドメインを入力すると、所有権の確認なしで、他社サイトを含む任意のドメインの次の項目が表示されます(被リンク系の数値は Majestic のデータ)。

表示項目意味
BL(被リンク数)リンクの総本数。同じサイトから複数張られても数に含まれる
BLD(被リンクドメイン数)リンクを張っているドメインの数
BL/BLDBL を BLD で割った値(小数第1位まで)。1ドメインあたり平均で何本張られているか
TF(トラストフロー)Majestic の指標。信頼できるサイトとの近さを0〜100で表す
CF(サイテーションフロー)Majestic の指標。リンクの量と影響力を0〜100で表す
政府機関リンク・教育機関リンク政府機関・教育機関から張られている被リンクドメイン数
DR・URAhrefs の指標。サイト全体とページ単体のリンクの強さ。取得に時間がかかる間は「取得中」と表示される

数字の読み方の例

BL が多くても BLD が少なければ、少数のサイトから大量にリンクされている状態です。BL/BLD が極端に大きいと、サイト全体のフッターやサイドバーに置かれたリンクなど、特定のサイトに偏っている可能性があります。一方、BLD が多く BL/BLD が小さければ、リンク元が分散していると読めます。ただし、これらは外部ツールの推定値であり、Google の評価そのものではありません。傾向をつかむ目安として使い、気になるリンクは実際にリンク元のページを開いて確かめてください。

確認手段の使い分けは次のとおりです。

図3 被リンク確認手段の使い分け
サーチコンソール自サイトの実データ。nofollowは不明外部の無料ツール所有権確認が必要。表示は1,000件まで/rating/他社も調査可。BL・BLD・TF・CF等リンク元を目視文脈や設置場所を最終確認

質の高い被リンクを増やす・獲得する施策

Google の SEO スターターガイドは、サイトを知ってもらう方法として、ソーシャルメディア、コミュニティでの交流、広告、そしてクチコミを挙げています。名刺やレターヘッドへの URL の掲載、ニュースレターの配信といった、オンライン以外の宣伝も紹介されています。被リンクは、こうした「知ってもらう活動」の結果としてついてくるものだと捉えるのが安全です。

1. 「紹介したくなる資産」をつくる

他のサイトがリンクを張る理由は、読者に役立つ情報源だからです。次のような、自サイトにしかない情報や道具は、引用・紹介される理由になりやすい種類のコンテンツです。

  • 自社で集めたデータ、アンケート結果、検証の記録などの一次情報
  • 用語の定義や手順を、図表つきで一か所にまとめた解説ページ
  • 無料の計算機、チェックリスト、テンプレートなど、そのまま使える道具

2. 実在する関係から紹介してもらう

取引先、業界団体、地域の組織、登壇したイベントの主催者など、実際の関係がある相手の公式サイトに紹介ページや会員一覧があれば、掲載を相談できます。ここで大切なのは、相手の読者にとって意味がある紹介かどうかです。対価を支払って掲載してもらう場合は、後述のとおり rel 属性での明示が必要になります。

3. すでにある言及・被リンクを取りこぼさない

  • 自社名やサービス名が紹介されているのにリンクがないページは、リンクの追加を丁寧に依頼します(強要や見返りの提示はしない)。
  • Search Console の「上位のリンクされているページ」を見て、外部から多くリンクされているページが 404 になっていないか確認します。移転・統合したときは、移転先へ正しく転送します。手順は リンク切れの確認方法 の記事を参照してください。

4. 自サイト内の見せ方も整える

外部から来た人がたどり着いたページから、関連ページへ迷わず移動できることも重要です。Google は、リンクテキストを「リンク先のページについての情報を伝える」ものとして扱っています。自サイト内のリンクも、「こちら」ではなく内容が分かる言葉にしましょう。サイト全体の点検項目は SEO内部対策チェックリスト にまとめています。/seo/ では、タイトルや見出し、リンク構造などを無料で診断できます。

5. プレスリリースは「ニュースがあるとき」だけ

プレスリリース自体は広報の手段として通常の活動です。ただし Google のスパムポリシーには、ランキングを目的としたリンクを埋め込み、多数のサイトに配信するプレスリリースが例として挙がっています。配信の目的はリンクの獲得ではなく、ニュースの周知に置き、キーワードを詰め込んだリンクテキストは使わないようにします。

6. 成果は時間をかけて見る

被リンクは、施策の翌日に増えるものではありません。Search Console のリンクレポートと、/rating/ の BLD(被リンクドメイン数)を月に1回ほど記録しておくと、どの施策のあとに自然なリンク元が増えたかを後から振り返れます。

被リンクを増やすときにやってはいけないこと(Googleのスパムポリシー)

被リンクを急いで増やそうとして、公式に禁止されている手法に手を出すケースは少なくありません。Google のスパムポリシー(リンクスパム)に挙がっている主な例は次のとおりです。

Google がリンクスパムとして挙げている例

  • ランキングのためにリンクを売買すること。リンクやリンクを含む投稿のために金銭を支払うこと、商品やサービスと引き換えにリンクを張ってもらうことも含まれます。
  • 「相互リンクのみを目的として」パートナーページをつくるなど、過度な相互リンク(「リンクを張ってくれたら自分も張る」)。
  • 自動化されたプログラムやサービスで、自分のサイトへのリンクを作成すること。
  • 最適化されたアンカーテキストを含む、大規模な記事マーケティング・ゲスト投稿や、他サイトで配布される記事への支払い。
  • ランキング目的のリンクを入れて多数のサイトに配信するプレスリリース。
  • 低品質なディレクトリやブックマークサイトへのリンク。
  • フォーラムのコメントや署名欄に、最適化されたリンクを入れること。
  • ウィジェットに埋め込まれたキーワードだらけのリンクや、フッターやテンプレートで広く配布されるリンク。

有償のリンクは rel 属性で明示する

Google は、リンクの売買が「ウェブ経済の通常の一部」であることを認めつつ、検索順位に影響させない形で張ることを求めています。広告や有償掲載のリンクには rel="sponsored"、コメント欄や掲示板などユーザー投稿のリンクには rel="ugc"、そのほか関連づけたくないリンクには rel="nofollow" を付けます。nofollow や sponsored を付けている限り、ポリシー違反にはなりません。Google ではこれらの値を「ヒント」として扱っており、通常はこうしたリンクがたどられることはありません。

中古ドメインの被リンクを目当てにしない

期限切れドメインを取得して被リンクだけを引き継ごうとする行為にも注意が必要です。この点は 中古ドメインのリスクと選び方 の記事で、Google のスパムポリシーとあわせて解説しています。

違反したときに起こりうること

ポリシーに違反すると、検索結果での掲載順位が下がったり、まったく表示されなくなったりする可能性があると、Google は説明しています。特に、サイトに対して手動対策が実施されると、Search Console に通知が表示されます。

図4 被リンク施策のNGとOK
× NG(スパム扱いになりうる)×リンクの購入・売買×相互リンク専用ページの設置×自動ツールでの大量リンク作成×記事・書き込みにキーワードリンク○ OK(自然な獲得)○一次情報や無料ツールの公開○実在する取引先・団体からの紹介○有償掲載は sponsored を付ける○言及されたページへ丁寧に依頼
Google のスパムポリシーに基づく整理です。

不自然な被リンクを受けたときの対処と否認ツールの使い方

身に覚えのない被リンクが突然増えた、過去の施策で購入したリンクが残っている、といった場合の対処の流れです。慌てて大量に否認するのは避けてください。Google のヘルプには、否認ツールがほとんどのサイトでは必要ない、という趣旨の明記があります。

手順1:手動対策が出ていないか確認する

Search Console の「手動による対策」レポートを開きます。「サイトへの不自然なリンク」の通知が出ていなければ、Google が人の目で対策を実施した状態ではありません。通知がある場合は、リンクを削除する(または nofollow を付ける)などの修正を行い、修正内容を説明して審査をリクエストします。結果はメールで通知され、数日から数週間かかります。

手順2:リンクの一覧を出して、問題のあるものを特定する

リンクレポートからエクスポートし、ホスト名や時系列で並べ替えます。購入したリンクや、スパムポリシーに違反する経緯のリンクがないかを確認します。

手順3:リンクの削除を依頼する

Google は、否認の前に、スパム的なリンクや低品質なリンクをできるだけウェブ上から削除することを勧めています。リンク元のサイトの運営者へ、削除を依頼します。

手順4:削除できないものだけ、否認ツールで伝える

Google のリンク否認ツールの使用が想定されるのは、次の両方に当てはまる場合です。

  • スパム的なリンク、人為的なリンク、低品質なリンクが多数ある
  • それが原因で手動対策を受けた、または受ける可能性が高い

否認ファイルは UTF-8 または 7-bit ASCII の .txt で、1行に1つの URL またはドメインを書きます。ドメイン全体は domain: を付けて指定し、# で始まる行はコメントとして無視されます。サイズは2MB・10万行以内、URL は2,048文字以内です。

# 否認するページ 2 件
http://spam.example.com/stuff/comments.html
http://spam.example.com/stuff/paid-links.html

# 否認するドメイン 1 件
domain:shadyseo.com

ほかにも次の注意点があります。

  • ドメインプロパティには対応していません。URL プレフィックスのプロパティを選んで使います。
  • 1つのプロパティに有効なリストは1つで、新しいリストをアップロードすると置き換わります。
  • 反映までに数週間かかることがあります。
  • 否認したリンクも、リンクレポートには引き続き表示されます。

否認した内容を取り消したい場合は、Search Console で「否認を取り消す」操作もできます。

サイトスカウターで調べる

自分のサイトや競合ドメインの BL・BLD・TF・CF などの被リンク指標を、サイトスカウターの無料診断でまとめて確認できます。

ドメイン査定(スカウター)を使う

よくある質問

被リンクとは何ですか?

ほかのサイトのページから、自分のサイトのページへ張られたリンクのことです。バックリンクや外部リンクとも呼ばれます。自然に生まれたものは問題ありませんが、ランキングの操作を主な目的として作ったリンクは、Google のスパムポリシー(リンクスパム)の対象になります。

自分のサイトの被リンクを無料で確認する方法は?

Google の Search Console にサイトを登録して所有権を確認し、「リンク」レポートの「外部リンク」を見ます。上位のリンクされているページ、リンク元サイト、リンク元テキストが分かります。表示は1,000行までで、CSV などへ最大10万行まで書き出せます。nofollow かどうかは表示されません。他社のドメインの被リンクの目安を見たい場合は、サイトスカウターの /rating/ で BL・BLD・TF・CF などを確認できます。

被リンクを買うのは違反ですか?

ランキングを目的としたリンクの売買は、Google のスパムポリシーでリンクスパムとして禁止されています。広告として有償でリンクを掲載する場合は、rel="sponsored" または rel="nofollow" を付ければポリシー違反にはなりません。

相互リンクは避けるべきですか?

Google が問題にしているのは、「相互リンクのみを目的として」ページをつくるなどの過度な相互リンクです。取引先や提携先を読者のために紹介する、といった実際の関係に基づく自然なリンクは対象ではありません。リンクの交換自体が目的になっていないかを基準にしてください。

不自然な被リンクを受けたら、すぐ否認すべきですか?

いいえ。Google は、ほとんどのサイトでは否認ツールは不要としており、スパム的なリンクが多数あり、それが原因で手動対策を受けた(または受ける可能性が高い)場合に限る使い方を示しています。まず手動対策の有無を確認し、リンク元に削除を依頼してから、削除できなかったものだけを否認します。

出典・参考資料

最終確認日:2026-10-13。制度・仕様は変更されることがあるため、実施前に各一次情報をご確認ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的助言ではありません。被害に遭われた場合や判断に迷う場合は、消費者ホットライン(188)や警察相談専用電話(#9110)などの公的窓口にご相談ください。